コガタスズメバチ(スズメバチ属)
コガタスズメバチ
特徴 - コガタといってもそれほど小さいわけではなく、オオスズメバチと雰囲気が似ている。

習性 - 平野部から低山帯にかけてよく見かけるスズメバチで、軒下や枝葉の茂った樹木などに小ぶりのスイカくらいの大きさの巣を作る。キイロスズメバチの巣と似ているがそれより小形で、表面のウロコ模様は太くてハッキリしている。
コガタスズメバチ雄
 雄 (クリックで拡大)
 性格はオオスズメバチほど攻撃的ではない。巣に近付くと警戒態勢をとられる(出入り口周辺のハチが睨みをきかせてくる)が、少しくらいなら威嚇はしてこない。
 とはいえ、次期女王バチや雄バチが育つ夏の終わり頃には、やはり攻撃性が強くなる。ストレスが溜った状態では威嚇攻撃してくることも考えられるので、巣に近付くのはできるだけ避けたほうがよい。
 このハチに刺される被害が比較的多いようだが、それはこのハチが平野部の低木の枝に巣をかけることが多いため。気付かずにその枝を揺すってハチを怒らせてしまうといった事例がほとんどのようだ。人間が巣の存在に気付いて気をつけていれば刺されることはほとんどないと思う。


 コガタスズメバチの巣


巣
・空の巣(10月中旬)
 葉のよく茂った庭木に作られることも多い。落葉してからようやくその存在に気付いてびっくり。
 この巣はコガタスズメバチとしては小さく、直径13cmくらい。

 巣とは関係ないけど、右手前の枝に作られたイラガの繭(まゆ)とデザインが似ている。付属品のようで面白い。




・途中で放棄された巣
 家の軒下などに初期の段階で放棄された巣をよく見かける。何かの理由で女王バチが途中放棄したか、または事故に遭ったのだろう。なにしろ働きバチが羽化するまでは巣作りや幼虫の食料調達すべて女王バチが一匹で行う。
コガタスズメバチ初期の巣a
コガタスズメバチ初期の巣b コガタスズメバチ初期の巣c



巣

巣
・壊れた巣(10月末)
 前年の古い巣かと思ったが、よく見たらハチがいた。
 巣はツルにぶら下けて作られている。何日か前に強風が吹いた、そのときに揺られて枝などに当たって壊れたのだろう。
巣
 下から見た写真 ↑
 壊れた時すでに巣は末期だったらしく、修復された形跡はない。育房は全てカラだ。


←外殻は下に落ちていた。




コガタスズメバチ営巣記録1

コガタスズメバチ営巣記録2


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