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 ▼ 2005年前半の鳥見 -

2005年前半
01/05 上堰潟、佐潟
01/10 弥彦山
01/29 瓢湖、福島潟
02/19 寺泊町の海岸
03/05 角田山
03/20 四ツ郷屋浜
 
03/20 佐潟
04/02 寺泊町の海岸
04/10 国上山-黒滝城趾
04/24 近所の田んぼ
04/30 高城、袴腰山
05/01 大蔵岳、菅名岳
 
05/02 近所の田んぼ
05/07 近所の田んぼ
05/22 川東地区遊歩道
06/05 瓢湖
06/24 守門岳
06/26 浅草岳

※ カッコ内の鳥は鳴声だけです。
※ 画像をクリックすると拡大が見れます。



1月3日・2005年 (12:00〜12:45) 晴れ
 上堰潟公園 【環境】池、アシ原、周囲は田んぼ わずかに積雪あり

ダイサギ、アオサギ、カルガモ、マガモ、コガモ、オナガガモ、ホシハジロ、ミコアイサ、カワアイサ、トビ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、オオバン、ユリカモメ、モズ、ツグミ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


1月3日・2005年 (13:00〜16:00) 晴れのち曇り
 佐潟 【環境】湖沼、アシ原、周囲は畑 わずかに積雪あり

ダイサギ、アオサギ、ヘラサギ、オオハクチョウ、コハクチョウ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、ホシハジロ、ミコアイサ、カワアイサ、トビ、オジロワシ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、オオバン、キジ、キジバト、タシギ、アカゲラ、カワセミ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジユウカラ、ホオジロ、カシラダカ、オオジュリン、アオジ、ベニマシコ、シメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 青空の広がる良い天気だというのに油断していたら昼になってしまった。低山歩きはあきらめて水辺へ。手始めに上堰潟を眺めてから佐潟へ移動した。
 年末の寒波で少し雪が積もったが湖面に水鳥の数は少なかった。まだ雪の降りかたが足りないのかもしれない。佐潟周辺を散策してみると陸の鳥も数が少なかった。こちらは雪で退散してしまったのだろうか。でも西側へ回ってみるとハイイロチュウヒが低空を行ったり来たり、そのうちオジロワシが上空を通過。ヘラサギがまだ定位置にたたずんでいた。この雪にもめげなかったということは、やはり春まで定住か。

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1月10日・2005年 (10:40〜12:45) 雪
 弥彦山 野鳥の森〜 【環境】低山 (〜634m)

コゲラ、(ヒヨドリ)、シジユウカラ、ヤマガラ

 昨日から雪が降り続いている。どこへも出かける気にならず家でごろごろ。イモムシになりそうだ。春には蝶になれるからそれも悪くないかなんて考えたけど、ヘンテコな蛾になる可能性もあるのでイモムシはあきらめて低山を歩くことにした。家を出てしまえばもうこっちのもの。弥彦山へ向かった。

 海際の山なので積雪は少ない。ふもとで数cm、でも相変わらず雪はしんしんと降り続いていた。たまにはこんな山歩きも良いか。
 神社側から登るのは何年ぶりだろう。天気が良ければ賑わうコースだが、今日は登山者が少なくてマイペースで歩くことができる。といっても常に前か後に人の姿があった。こんな日に登る人がよくいるものだ。
 途中コゲラがフジの実のサヤを懸命に突いていた。中に虫でもいるのか、それとも実が目当て?。しばらく眺めていたがなかなか進展がない。あまり立ち止まっていると寒くなってくるので結末は見ずに歩きだした。
 山頂に着いても雪は降り続いていた。思ったほど積もってないが、さすがに今日はここで休憩している人はいない。山頂の奥社にお参りしたあとは、熱いコーヒーを飲みながら雪を頂いた妙高火打や遥か彼方の北アルプスを眺めたつもりで下山。
 下山後は海鳥を見に向かうつもりだったが雪で視界が悪いので断念した。

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1月29日・2005年 (10:20〜11:15) 晴れ
 瓢湖 【環境】湖沼 積雪無し

カワウ、ダイサギ、コサギ、オオハクチョウ、コハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ×ヒドリガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、スズガモ、ミコアイサ、カワアイサ、トビ、オオバン、モズ、ツグミ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

1月29日・2005年 (12:20〜14:00) 晴れ
 福島潟 【環境】湖沼、アシ原、周囲は田んぼ 積雪無し

カワウ、カイツブリ、ダイサギ、アオサギ、ハクチョウ、オオヒシクイ、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、ミサゴ、オジロワシ、トビ、ノスリ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、オオタカ、チョウゲンボウ、オオバン、ユリカモメ、タゲリ、ハクセキレイ、モズ、ツグミ、(シジュウカラ)、オオジュリン、ムクドリ、ハシボソガラス

 久々の良い天気に久々の鳥見に出た。平野部に積雪はなく青空の広がる穏やかな気候はなんとなく春。
 瓢湖は昼間なのになぜか白鳥が多かった。カモ達も相変わらず愛想が良い。見ていて飽きないけどこれは鳥見かなと思えてくる。ざっと見渡してみたところ少数派のカモは見あたらないし(探す努力してないから)、天気が良すぎるせいかワシタカ類はのんびり屋のトビばかり・・・
 福島潟へ足を延ばしてみた。こちらは歩きながら探鳥が楽しめる。五頭山や飯豊連峰など白く輝く山々と潟の風景の取り合わせが絵になっていて散歩だけでも気持ち良い。猛禽もけっこう姿を見せくれた。

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2月19日・2005年 (13:20〜16:00) 曇り一時小雨
 寺泊あたりの海岸 【環境】海、港、砂浜、松林

アビ、(シロエリ?)オオハム、ウミウ、ウミアイサ、トビ、シロチドリ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミネコ、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ツグミ、エナガ、シジユウカラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 2、3日前から風邪気味なので冬ごもりを決めていたが、気付くと朝方の強風がおさまっていたので用事で家を出たついでに海鳥を見に向かった。雲行きを気にしつつ。
浜の様子  ところが着いてみると日本海は見事にべた凪(なぎ)。まさに春の海ひねもすのたりのたりかなの景色が広がっていた。港周辺にカイツブリ類の姿はないしカモメ類も少ない。そのかわり普段は波間に隠れて見えにくいアビ類の姿を海上のあちらこちらに見ることができた。なんとなく得した気分。

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3月5日・2005年 (13:20〜16:00) 曇り一時晴れ
 角田山 浦浜〜 【環境】低山(〜481.7m)

トビ、アオゲラ、コゲラ、ルリビタキ、シロハラ、エナガ、シジユウカラ、ヤマガラ、ホオジロ、(カケス)、ハシブトガラス

山の様子
角田山からのパノラマ
 なにはともあれ3月になったので角田山の様子を見に出かけてみたが、前日まで雪が降っていたせいもあって予想どおりというか予想以上に冬だった。野鳥は登山口の沢あたりで少し賑やかだったが、あとは静かな登り。雪と樹林が織りなすモノトーンの世界が続いていた。去年の今頃は雪解けの早い場所ですでに雪割草が咲き始めていたのに、偉い違いだ。登るにつれて積雪はじわじわ深くなり、山頂周辺部は本格的冬景色。登山者の姿もほとんどない。今年の冬はけっこう頑張っているなあ。
 だがそのせいか、山は静かに眠っている感じではなく、すでに雪の下で目覚めてジッと息を潜めているそんな雰囲気があった。あと1ヶ月もすれば怒濤の勢いで春を展開し始める、そのエネルギーを内に秘めて。

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3月20日・2005年 (11:00〜12:15) 晴れのち薄曇り
 四ツ郷屋浜 【環境】海、砂浜、防砂林

(シロエリ?)オオハム、オオミズナギドリ(死体)、ウミウ、トビ、シロチドリ、セグロカモメ、ヒバリ、ハシブトガラス

浜の様子  好天に急かされつつも、いつものように中途半端な時間に鳥見に向かった。いつもながら行動の遅いこと。
 春分の日というだけのことはあって、ついこのあいだまで平野部を覆っていた雪はすでに山ぎわへ後退して、なんとなく春間近の雰囲気が漂っていた。浜近くではヒバリが本調子ではないがさえずり始め。だが砂浜にいたのは定住者のシロチドリのみ。シギチの渡りにはまだ少し早いらしい。沖合にはオオハムの姿が多数あったが遠いうえにうねりがあってよく見えず、シロエリかどうか識別ができなかった(実は良く見えてもできない)。
 昨日かおとといあたりは海が荒れたのか、力つきたミズナギドリが打ち上げられていた。

 
3月20日・2005年 (13:00〜15:45) 曇り
 佐潟 【環境】湖沼、アシ原、周囲は畑 積雪無し

ウ(上空通過)、ダイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、キジ、オオバン、キジバト、アカゲラ、コゲラ、カワセミ、ヒバリ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、(ウグイス)、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、ホオジロ、カシラダカ、オオジュリン、アオジ、ベニマシコ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 予想どおり湖面のカモ類は数えるほどになっていた。ハクチョウ達はすでにねぐらをどこかへ移したらしい。近辺の田んぼではいつものハクチョウのかわりにミヤマガラスの大群が賑やかだった。
 ヒバリやウグイス、ホオジロなどがぎこちなくさえずり始め。オオジュリンは雄雌の違いが現れてきた。

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4月2日・2005年 (10:15〜11:45) 晴れ
 寺泊町あたりの海岸 【環境】海、港、砂浜、松林

シロエリオオハム、カンムリカイツブリ、ウミウ、アオサギ、コハクチョウ?(死体)、トビ、シロチドリ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、カモメ、ウミネコ、ヒバリ、イワツバメ、ハクセキレイ、ツグミ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

海辺の様子  なかなかの山歩き日和だったが、海辺へ出向いてみた。もうじき北へ旅立つ海鳥の見納めに。
 こんな日の港内は釣り人が多いが、珍しくシロエリオオハムが2羽のんびり過ごしていた。このくらい近距離で条件が良ければオオハムとの識別ができる。
 カンムリカイツブリは夏羽への換羽がかなり進んでいた。これから夏に向かうのになんだか暑そうな姿になる。
 ウミアイサは見あたらず、渡来したばかりのイワツバメが数羽、営巣地周辺を飛び回っていた。

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4月10日・2005年 (10:00〜16:00) 晴れのち薄曇り
 国上山 - 剣が峰 - 黒滝城址 酒呑童子神社〜 【環境】低山帯(〜313.2m)

アオサギ、コガモ、トビ、サシバ、コゲラ、(ウグイス)、ジョウビタキ、(シジュウカラ)、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、カワラヒワ、スズメ、(ハシボソガラス)

 山仲間5人で低山散策。ここ国上山周辺は角田山や弥彦山とともに雪割草の群生地となっていて、花は今が盛り。好天に誘われてかなりの人手で賑わっていた。カタクリの花はやや萎れ始めているが、それでも林床のいたるところに紫の絨毯を形成している。けっこうしたたかな植物なのではと思えてくる。
 剣ケ峰方面へ縦走路を進むと人影はほとんど見えなくなった。尾根道にはギフチョウが飛び交う。渡来したてのサシバも春霞の空をぐるぐる旋回していた。野の鳥に花粉アレルギーはないのかと、ふと考えた早春の1日だった。

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4月24日・2005年 (8:00〜16:00) 晴れ
 近所の田んぼ 【環境】田んぼ

ミサゴ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ツグミ、カシラダカ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス

 昨日は冷たい風に挫けてフィールドに出ずじまいだった。今日は良い天気になったが、運悪く一日中トラクター作業。フィールドノートが寂しいので、トラクターから見えた鳥を書き込む。
 カシラダカの♂はすっかり頭が黒くなった。北へ帰る日も近い。

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4月30日・2005年 (9:30〜15:00) 晴れ
 高城、袴腰山 森町〜八木前【環境】低山(〜527m)

トビ、(キジバト)、(コゲラ)、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、(サンショウクイ)、(ヤブサメ)、ウグイス、(センダイムシクイ)、(オオルリ)、エナガ、ヤマガラ、メジロ、クロジ、ホオジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 この高城、袴腰山への登山道は眺めの良い尾根道が続く。新緑が目に染みるこの時期は特にお勧めのコース。守門岳の眺めがまた素晴らしい。
 途中コマドリらしいさえずりをきいたが、張りのない少し変な声だった。コルリだろうか。まだ本調子ではないらしい。
 日陰の所々には、わずかだが雪がまだ残っていた。今年は雪消えが遅いようだ。

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5月1日・2005年 (8:30〜16:30) 晴れのち曇り
 大蔵岳、菅名岳 いずみの里〜【環境】低山(〜910m)

キジバト、(アオゲラ)、ツバメ、ヒヨドリ、(ヤブサメ)、(ウグイス)、(センダイムシクイ)、キビタキ、(オオルリ)、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヤマガラ

 大蔵岳〜菅名岳を5人組で歩いた。なぜか朝から気温が高く、夏日は確実。
 ブナ林の新緑を堪能しつつ稜線にでるとまだ大量に雪が残っていた。例年ならこんなに多くはない。歩きやすくてありがたいけど吹き抜ける風が冷たかった。でも風がない場所では陽射しが暑い!。適温にはならないのか。
 菅名岳の山頂広場にも雪がまばらにあった。風のあたらない西側の雪上で昼御飯。二時間半ほど過ごした後下山。

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5月2日・2005年 (8:00〜18:00) 曇りのち晴れ
 近所の田んぼ 【環境】田んぼ

トビ、コチドリまたはイカルチドリ、タシギ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、カシラダカ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス

 今日もトラクター作業しながら鳥見。先週はたくさんいたカシラダカだが、今日は一羽確認できただけだった。
 それにしてもカラス君は目がいい。けっこう離れた場所にいても、掘り起こされたカエルを目ざとく見つけて一直線に飛んでくる。でっかいトノサマガエル(トウキョウダルマガエルかも)を咥えて満足そう。だがカエルにしてみればとんだ災難だ。冬眠から無理矢理起こされたとたん・・

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5月7日・2005年 (8:00〜18:00) 雨のち曇り
 近所の田んぼ 【環境】田んぼ

キジ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ツグミ、(オオヨシキリ)、カシラダカ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス

 またしてもトラクター作業のついでの鳥見。あちらこちらでギョギョシの声が聞かれる季節になったがクヅミをまだ見かける。カシラダカもまだいた。
 夕方、トラクターの調整をしていたら、すぐ近くにクルミが落ちてきた。カラスの仕業だった。割れてなかったので持っていたドライバーの柄で叩いて割ってやったら、中身を食べて一目散にどこかへ飛んで行った。余計なお世話だったか。

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5月22日・2005年 (10:10〜14:30) 晴れたり曇ったりのち曇り
 川東地区遊歩道 魚沼市(旧広神村)【環境】低山帯 (〜500m)

アオサギ、トビ、キジバト、(ホトトギス)、ツバメ、キセキレイ、(ヒヨドリ)、(クロツグミ)、ウグイス、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス

 低山帯の稜線につけられたこのルートは以前から気になっていた。川東地区遊歩道という、実にそのまんまの名前でなんだか好感が持てるが、ほとんど情報がない。歩く人はあまりないらしい。
 周回コースでないため下山予定の中子沢に車を置いたあと中家新田の登山口までMTBで移動した。この不便さが不人気の原因だろうか。
 登山口からは少し登っただけで見晴らしの良い稜線に出た。左手に権現堂山から唐松山へ続く尾根、右手には雪を冠った荒沢岳、越後三山、さらに平標山や仙ノ倉山へと続く山並みを眺めながらの歩きとなる。日当たりが良いため登山道には食べごろの太いワラビがにょきにょき生え、ギフチョウもまだたくさん飛んでいる。野鳥の姿は少ないが見通しの良い快適な尾根道がどこまでもどこまでも続いていた。ただ刈り払いなどの手入れがあまりされていないようなので、場所によっては夏にヤブ道になることが予想できる。お勧め時期は初冬か春。
 標高400mを越えるとブナが目立つようになってきた。林床にはまだ少し雪が残っている。マンサクの花が盛りで、場所によってはマンサクロード状態。登山道に敷きつめられたブナの落葉はまったく踏み荒らされた様子がなく、少なくとも雪が消えてからほとんど人は歩いていない様子だった。自分だけの山みたいで気持ちいい。コース途中の所々でカモシカの足跡を見かけているが、人間よりたくさん歩いているのかもしれない。
 道は稜線上をさらに権現堂山や唐松山方面へと続く。尾根が痩せているうえに高木がほとんど無いため、どこまで歩いても眺めの良いコースだ。中子沢や中家新田の登山口にあった案内板によると、上権現堂山や唐松山までの道のりもこの遊歩道に含まれるようだが、時間と体力の都合により495.3mピークの分岐で右に折れて中子沢方面へ下った。もっとも最初からその予定だったけど。
 だがこの下り区間はもう何年も手入れされてない様子だった。なかなかワイルドな感じでいい、などと地形図片手にご機嫌で下っていたが最後の下りはついに薮漕ぎ状態だ。こちらからだったら入る気にはならかなっただろう。最後に杉林の中の残雪の上を少し歩くと中子沢の神社に着いた。登山開始からここまでついに誰とも会わないでしまった。
 春先は快適なトレッキングコースなので薮に埋もれさせておくのは惜しいと思う。

追記 - この遊歩道、尾根の痩せている箇所にはやけに地割れが目立った。雪によるものもあるだろうけど、去年の中越地震によるものではないかとあとで気付いた。登り始めてすぐの広場にあったでっかい石碑もバッタリ倒れていたのだ。

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6月5日・2005年 (11:30〜12:45) 曇り時々霧雨
 瓢湖 【環境】湖沼、アシ原、周囲は田んぼ

ヨシゴイ、ゴイサギ、アマサギ(上空通過)、ダイサギ、アオサギ、オオハクチョウ、コハクチョウ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ホシハジロ、トビ、バン、(キジ)、コアジサシ、(カッコウ)、(ヒバリ)、ツバメ、ハクセキレイ、モズ、オオヨシキリ、コヨシキリ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 山を歩きに行きたかったが天気が良くないのでやめにした。買物雑用がてらに足を延ばして鳥見。
 瓢湖は季節的空白状態の風景が広がっていた。観光客がいないので気兼ねなく鳥見ができる。種類はたくさんは見れないが、アシ原にひしめくオオヨシキリとか、時々ダイビングしながら湖上を巡回するコアジサシとか。湖畔には渡来したてのヨシゴイのたたずむ姿があった。遠くに聞こえるカッコウの声がのどかで良い。

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6月24日・2005年 (7:45〜14:00) 曇りのち晴れ
 守門岳 大原〜 【環境】山地、低山帯 (〜1537m)

トビ、カッコウ、(ツツドリ)、(ホトトギス)、(アオゲラ)、アカゲラ、(サンショウクイ)、ビンズイ、(コルリ)、(ウグイス)、(メボソムシクイ)、オオルリ、(キビタキ)、(ヒガラ)、(シジュウカラ)、ホオジロ、(クロジ)、ウソ

 しばらくぶりの山歩き。このスキー場奥からのコースはいきなり急登で始まるので、やわやわと足を進める。ガスでなにも見えないし一時雨もあたったりして途中引返そうかと考えてもみたが惰性で山頂まで歩いてしまった。途中カッコウがすぐ近くで鳴いていた。杜鵑類の声は遠くで聞けば風情があるが、近くで鳴かれるとうるさいだけでしかない。
 昼頃になると晴れて景色が見えるようになってきた。ありがたい。登ってきたかいがあった。気分も明るくなる。そのかわり帰りは暑くなった。三の芝の残雪が中途半端な量なので下りはさらにおっかなびっくり。アイゼンかピッケルを持ってくれば良かった。
 守門岳は花の山としても知られ、この時期も人気だけど、もう少し早い時期のほうが残雪も多くて楽しく快適に歩くことができると思う。

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6月26日・2005年 (8:00〜14:40) 曇りのち晴れ
 浅草岳 大白川〜 【環境】山地、低山帯 (〜1585m)

トビ、(カッコウ)、(ツツドリ)、ホトトギス、ビンズイ、(ミソサザイ)、(コルリ)、(ウグイス)、(オオルリ)、(ヒガラ)、シジュウカラ、(ホオジロ)、クロジ、(ウソ)、のうさぎ

 昨年雨にたたられた鬼ガ面山経由のコースを歩く予定でいたが、おととい守門岳に登ったらもうその元気がなくなった。山頂でのんびりしたい気分なので最短コースの大白川からにした。ところが今日は山開きの日。好天にも恵まれなかなかの賑わいだった。名物のヒメサユリは山頂周辺はまだ半分以上つぼみだが、それ以外では見頃。しばらく暑い日が続いているせいか残雪の量は多くなかった。予定どおり昼寝などして三時間ほど過ごしたのち下山。
 明日あたりから天気は崩れるという。新潟県もようやく梅雨入りか。

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