▲ 2005年前半へ Field note 目次へ



 ▼ 2005年後半の鳥見 -

2005年後半
07/18 瓢湖
07/31 近所の田んぼ
09/11 上堰潟公園
09/11 越前浜
 
09/23 角田山
09/23 越前浜
10/22 寺泊あたりの海岸
10/29 佐潟
 
11/13 大蔵山、菅名岳
11/26 某所
12/25 佐潟
12/30 佐潟


※ カッコ内の鳥は鳴声だけです。
※ 画像をクリックすると拡大が見れます。



7月18日・2005年 (14:00〜15:30) 曇り
 瓢湖 【環境】湖沼、アシ原、周囲は田んぼ

ヨシゴイ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、コハクチョウ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、トビ、バン、(カッコウ)、(ウグイス)、オオヨシキリ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 子供達の成長具合を見に瓢湖へ。さすがにこの時期になるともうカルガモの子供は幼鳥ではなく若鳥の雰囲気、だがまだみんなひとかたまりになって行動していた。オオヨシキリの子供はもう親と見分けがつかないくらい成長しているが「エサくれ〜」と騒いでるので判別はできる。バンの子供はまだ黒い毛玉状態で、エサを探す親の周りをちょこまか歩き回る姿が微笑ましい。ヨシゴイの子供も巣を出て親から餌をもらっていた。まだボワボワしたウブ毛の残るものもいる。冬のカモ類(オナガガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ)だけは我関せずといった感じで怠そうに夏を過ごしていた。
 ハスの葉っぱの間からヨシゴイの声が聞こえてきた。「オー、オー」って変な人が呼びかけているみたいで可笑しい。

↑ TOP


7月31日・2005年 (8:00〜) 晴れのち曇り
 近所の田んぼ 【環境】田んぼ

ゴイサギ、アマサギ、トビ、キジバト、ヒバリ、ツバメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス

 トラクター作業の1日だった。この時期は決まってアマサギ集団の追っかけにあう。トラクターにまとわりついてカエルやバッタをとり、急に駆け出したり獲物の取り合いをしてみたり。そのような行動を間近で見られるので作業中は退屈しないですむ。この鳥はトラクターの中に人がいることをわかっているのだろうか。お昼の休憩にはいなくなるが、午後の作業開始とともにまた何処からともなくぱらばらと飛来する。どこかで見張っているのか、それともエンジン音を聞きつけて集まるのか。この能力には感心する。

↑ TOP


9月11日・2005年 (13:50〜14:50) 曇り
 上堰潟公園 【環境】池のある公園、周囲は田んぼ

ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、トビ、オオタカ、キジ、オオバン、(キジバト)、ツバメ、セグロセキレイ、スズメ、ハシブトガラス

 しばらく山へ行ってないので足慣らしに少し低山を歩こうかと考えていたが、雨で挫けてしまった。かわりに午後からふらりと鳥見に。
 上堰潟公園を歩くと池の中にある島にシラサギが集まっていた。双眼鏡を向けてみたが、距離があるうえに大小入り混じってたくさんいるので目移りがする。首を縮めて休んでいるのでチュウサギだかアマサギだかダイサギだかなんだか識別しにくい。とりあえず大中小いることが確認できたのでやめ。
ツマグロヒョウモン  ふと地面を見ると秋色をしたチョウが翅を広げてとまっていた。なんだヒメアカタテハかと一瞬思ったが、違う。この翅の模様はたしか図鑑で見たことがある、というかまだ図鑑でしか見たことがないツマグロヒョウモンじゃないですか〜。なんでこんな所に・・
 池では今年もオオマリコケムシがごろごろ発生していた。最盛期を過ぎたらしくみんなみすぼらしくしぼんでいる。少しは水の浄化に貢献しているのだろうか。けど池の中にこのぶよぶよは少し気になるなぁ。
 
9月11日・2005年 (15:00〜16:00) 曇り一時雨
 越前浜 【環境】砂浜、松林

ウ、ミサゴ、トビ、シロチドリ(3羽)、メダイチドリ(2羽)、ダイゼン(3羽)、トウネン(数十羽)、キアシシギ(4羽)、ソリハシシギ(1羽)、ウミネコ、セグロセキレイ、イソヒヨドリ、カワラヒワ、ハシブトガラス

 はやりこの時期はシギチも見なくては。公園を出て浜へ移動。だがなんと砂浜には鳥の姿がなかった。そんなはずはないんだが。しばらく探し歩いてようやく波打ちぎわにシギチ10羽ほど発見できた。天気は良くないし時間も遅いせいだろうか、トウネンは波打ちぎわから離れた場所でゴミにまぎれて休憩していた。

↑ TOP


9月23日・2005年 (10:00〜14:50) 曇り一時雨
 角田山 ホタルの里〜 【環境】低山(〜481.7m)

(キジバト)、コゲラ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、イカル、(ハシブトガラス)

 角田山登山口にはスズメバチに注意の札があった。今年すでに刺される被害が何件か発生しているらしい。写真を撮りながらぶらぶら歩いているとオオスズメバチやキイロスズメやコガタスズメが時々ブ〜ンと巡回して来た。今時期の低山では恒例だが、とりあえず登山道近くに巣がないか注意しながら歩く。天候が良くないせいか登山者の姿がなかった。こんな低い山なのに山頂は雲の中。展望がない。昼ご飯食べて昼寝して下山。
 
9月23日・2005年 曇り
 越前浜 【環境】砂浜、松林

ウミネコ、ヒバリ、ツバメ

 角田山から下山後、天気はそれほど悪くないので浜辺を覗いてみた。シギチの姿はなかった。気のせいか今年の砂浜はなんか様子がおかしい。

↑ TOP


10月22日・2005年 (10:30〜12:00) 曇り一時雨
 寺泊あたりの海岸 【環境】海、砂浜、松林、河口

ウ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、トビ、ウミネコ、ハクセキレイ、モズ、シジュウカラ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 このごろ休日になると天気が良くない。またか〜、という感じだけど重たい腰を上げて海鳥を見に出かけてみた。平野部ではそろそろカシラダカやツグミの姿を見かけるようになったが、海辺にはまだ冬鳥の姿はほとんどなし。

↑ TOP


10月29日・2005年 (09:20〜11:50) 曇り時々小雨
 佐潟 【環境】湖沼、アシ原、雑木林、周囲は畑

カイツブリ、ダイサギ、アオサギ、ハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、トビ、オオタカ、オオバン、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、(ウグイス)、エナガ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

観察舎  それでも今日は午前中くらい天気はもつかと期待したが、早々と小雨があたってきてしまった。今週末も天気が良くない。
 佐潟にはすでにハクチョウがたくさん飛来して羽を休めていた。周辺の田んぼへは出かけないのだろうか。鳴声がけっこう賑やかだけどアシやハスの陰でよく見えない。
 この秋に新しくなった観察小屋の屋上に上がってみた。湖面が見渡せる。でもハクチョウがたむろしている場所はかなり遠く、ハスの葉がまだ茂っているのでカモ類もよく見えなかった。
 周辺のアシ原や薮は例年どおりアオジだらけ。

↑ TOP


11月13日・2005年 (09:00〜14:30) 晴れのち曇り一時小雨
 大蔵岳 - 菅名岳 いずみの里〜 【環境】低山 (〜910m)

シジュウカラ、(ホオジロ)、(ハシブトガラス)

菅名岳  天気は下り坂とわかっていても朝の青空に思わず出向いてしまった。
 意外にも登山口駐車場はほぼ満車。こんな雪が降ろうかという時期に登る人が大勢いるものだ。
 ふもとはまだ紅葉の盛りだが、尾根に出ると広葉樹のほとんどは裸木状態だった。ブナが大量に実を落としていた。去年とは打って変わって大豊作。この秋はその他の山の幸も豊富なのか人里にクマが出たという話をあまり聞かない。もう冬ごもり態勢に入っているだろうか。
 稜線縦走路は吹き抜ける風が冷たく野鳥その他生き物の姿もなかった。殺伐とした風景にナナカマドの赤い実が目立つ。天候は予報どおり曇りから一時雨となった。どうやらこの秋は天候に見放されたようだ。
 どっぱら清水を汲んで帰った。

↑ TOP


11月26日・2005年 (08:45〜14:00) 晴れ
 某所 【環境】低山 (〜630m)

ミソサザイ、セグロセキレイ、(ヒガラ)、(ヤマガラ)、(カケス)、(ハシブトガラス)

ナメコ  夕方、山仲間の忘年会があり、それに先立って有志3人で初冬の山を歩いた。少しでも美味いビールを飲むためと、あわよくば宴会用食材も採取しようというそんな魂胆で。
 それにしても昨夜は雨にカミナリが物凄かったが、朝方には雲が切れて日も差してきた。明るい山歩きは久しぶりなので嬉しい。登山道に敷きつめられた落葉の感触が心地良い。風のない穏やかな小春日和にミソサザイが思わずさえずり?。
 尾根筋からは初冬の景色が広がっていた。山肌に散り残る紅葉が際立って綺麗。少し高い山はすでに頂を白く染めている。
 いつしか青空が広がり、暑くなってきたので上着を脱いだ。こんな気持ち良い山は今年これで最後だろうか。この秋以降で最も天候に恵まれた山歩きとなった。山の恵みもたくさんいただいた。感謝感謝。

↑ TOP


12月25日・2005年 (9:45〜12:30) 曇り
 佐潟 【環境】湖沼、アシ原、雑木林 積雪 数cm

ハジロカイツブリ、カワウ、オオダイサギ、アオサギ、オオハクチョウ、コハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、トモエガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カワアイサ、ミコアイサ、トビ、ノスリ、キジ、オオバン、タゲリ、キジバト、アカゲラ、カワセミ、ヒヨドリ、モズ、ミソサザイ、シロハラ、ツグミ、(ウグイス)、エナガ、シジュウカラ、ホオジロ、ミヤマホオジロ、カシラダカ、オオジュリン、アオジ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス

 どういうわけか今年の冬はのっけから威勢がいい。各地で12月としては記録的な積雪になっているらしい。この勢いはいつまで続くのだろう。冬ごもり状態からなんとか抜け出して久々に鳥見目的の鳥見に出た。雪の少ない海寄りへ。
 佐潟周辺は昨夜積もったらしい雪が数センチあるだけだった。やっぱ少ない。それでも田んぼが雪で覆われたせいか水面には昼間でもハクチョウが多く見られた。久々にミヤマホオジロにも会うことができた。冬の顔ぶれが揃ってきた。

↑ TOP


12月30日・2005年 (10:00〜12:30) 晴れのち曇り
 佐潟 【環境】湖沼、アシ原、雑木林 積雪 わずか 湖面一部凍結

オオダイサギ、アオサギ、オオハクチョウ、コハクチョウ、マガン、ヒシクイ、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、ホシハジロ、カワアイサ、ミコアイサ、トビ、ノスリ、チュウヒ、オオタカ、オオバン、キジバト、アカゲラ、コゲラ、カワセミ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ミソサザイ、シロハラ、ツグミ、エナガ、シジュウカラ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、ベニマシコ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 湖面がかなり凍結しているがハクチョウの数は先日より増えていた。他の地域はさらに積雪が多かったりするせいだろうか。昼間なのにヒシクイやマガンの群れも見られる。上空をひっきりなしにハクチョウやらカモやらの編隊が飛び交い、「コォ、コォ、コォ」「ガハン、ガハン」「グワァ」「クワッ」「ギエーッ」と鳴声が賑やか。いかにもガンカモ類の越冬地といった雰囲気になった。
 それにしてもこれだけ頻繁に離着水していながら群れ同士空中衝突の話を聞いたことがない。菅制システムも無いのにたいしたもんだ。

↑ TOP



▼ 2006年へ 続く Field note 目次へ