ノスリ、アオゲラ、キセキレイ、ヒヨドリ、(ミソサザイ)、(ツグミ)、シジュウカラ、ヤマガラ、カシラダカ、ウソ、(カケス)、ハシブトガラス
中部北陸自然歩道の一区間である「石彫の道」が長岡市の横枕町から蓬平町まで続いている。その途中にある南蛮山にNさんの案内で登った。
この「石彫の道」は自然歩道だが車1台が通れる幅がある。山肌をうねうねと続くこの道は情報によると2年前の中越地震でずたずたに寸断されて未だ開通してない、ということだったが実際歩いてみると復旧はほぼ終っていた。路肩はまだ土を盛ったばかりなので大雨や春先の雪解けなどでまた崩れてもおかしくない状況だが、いちおう車も通れる状態になっていた。
順調に歩いて南蛮山の広場でお昼御飯。その前に南蛮山の最高地点に登ってみた。道は無い。てっぺんもただのヤブ、だけど目的は達成。この山の西側は崖になっていて足を滑らそうものなら果てしなく転がり落ちてしまう状態なので下手に道は作らないほうが良いのかもしれない。
昼御飯休憩のあとさらに蓬平町方面へと進む。自然歩道は南蛮山の先の鞍部で右に折れて竹之高地町へ向かうが、ここまで来たついでなので直進して南蛮峠まで歩いてみた。
南蛮峠へ続く道も地震の前までは車が通れたらしい。その後の復旧工事はまったく行われていないため、いたる所で路面の崩壊や陥没が見られススキなど生い茂っていた。それでも難なく峠に着いた。
南蛮峠は地形図を見ると十字路になっているが、着いてみると竹之高地町へ最短距離で続く破線の道は見あたらなかった。消滅したか、もともとなかったのかもしれない。となるとここから蓬平町方面へ向かうには引返して自然歩道を歩くのが確実で早いのだが、ここまで来たついでなのでさらに前進を続けた。地形図には直進方向にも竹之高地町への道が続いているのだ。
だけどここで引返すのが正解だった。その先の道路も震災からまったく手つかずの状態で、路面の崩壊や陥没や薮化に加えて、斜面を崩れ落ちてきた土砂や倒木がいたる所で行く手を阻んでいた。かつては車で往来できた道のようだが、もはや道と呼べる状態ではない。途中、萱峠への道を左に見てさらに進むが、その先も状況は変わらなかった。
竹之高地町へ下りたあとは、無事を感謝して高龍神社に参拝して帰った。
自然歩道ハイキングから一転して薮山歩きになってしまったけど面白かった。Nさん、また行きましょう。