(ホトトギス)、アマツバメ、イワツバメ、(ミソサザイ)、カヤクグリ、コマドリ、(コルリ)、ルリビタキ、マミジロ、(ウグイス)、(メボソムシクイ)、キクイタダキ、ヒガラ、(クロジ)、(ウソ)、ハシブトガラス
朝8時30分。平日のせいか蓮華温泉の駐車場(70台分ほど)はまだ半分ほど空きがあった。
蓮華温泉から白馬大池まではひたすら樹林帯の登りが続く。雨が降ったりやんだりなので傘さし歩き。蒸れないし写真も撮れるので具合が良い。
高山の森の野鳥は今が子育ての真っ最中らしく、虫をくわえた親鳥を見かけた。幼鳥も見かけるが、なんだかよく分らないのが多い。ルリビタキの幼鳥みたいなのが足元を追い越していった。
白馬大池の少し手前では登山道を水が川のようにバシャバシャ流れていた。大池の水が溢れたのだろうか。テントは張れるだろうかと心配したが、さいわい大池山荘に着くと雨は止んで、じきに日も射してきた。山荘の前の広場は登山者達がいっせいに雨具やザックやウエアなどを広げて濡れ物干場と化した。適度に風があるので良く乾く。
山荘周辺にはチングルマの大群落があるが、花はまだこれからだった。去年8月の第一週に訪れたときは、すでに綿毛だったのに。高山植物は短い夏に勝負を賭けているのだなあとあらためて感心。
大池周辺ではカヤクグリがよく見られた。(続く)
ライチョウ、(ホトトギス)、アマツバメ、ビンズイ、カヤクグリ、(ルリビタキ)、ウグイス、メボソムシクイ、ウソ、ホシガラス
3時起床。空は暗く強風が吹いていた。テントは大揺れ。どこかでライチョウの声。出発の準備をゆるゆるやっていたら5時になってしまった。
相変わらず空は暗い。小蓮華山山頂はガスの中だった。三国境もガスの中。登山者は大勢いる。
だが朝日岳方面へ向かうと、登山者の姿がめっきり少なくなった。鉢ケ岳手前の鞍部では吹き飛ばされそうな強風に傾きながら歩くが、巻き道に入ると突然無風になった。この辺はまだ雪が消えたばかりなのか、花はそれほど咲いてない。
天候が良くないので避難小屋で休憩、ついでに早い昼飯。1時間半も長居してしまった。
雪倉岳山頂もガスの中。誰もいなかった。
赤男山を巻いたあたりからは湿原を行くようになり、北アルプスというより新潟県境の山といった雰囲気になる。
朝日岳もガスに隠れていたので山頂はパスして水平道を歩いた。上り下りがあってきついが、山頂経由より行程時間は短いから少しは楽なはず。
よれよれ状態でたどり着いた朝日平はチングルマの花が満開だった。ありがたいことに夕方には天気も回復、青空が広がった。ビールが旨い。
高山帯で最もよく見られるはずのイワヒバリの姿を今日はついに見なかったが、そのかわりライチョウには三回遭遇した。つがい二組に、ヒヨコをたくさん連れた家族連れを見ることができた。(続く)
(キジバト)、(カッコウ)、(ホトトギス)、(コゲラ)、キセキレイ、ビンズイ、(モズ)、(ミソサザイ)、(カヤクグリ)、ルリビタキ、ウグイス、(メボソムシクイ)、オオルリ、(クロジ)、ウソ、(カケス)、ハシブトガラス
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朝日岳から日本海(親不知)へ向かう人達の姿がけっこうあった。いつか栂海新道を歩いてみたいなと思いつつ五輪尾根方向へ分岐を折れる。
しばらくは湿原が続く。ここは雪解けの早い場所から花畑になるが、まだ時季的に少し早い感じだった。なぜかコバイケイソウは盛り。五輪尾根名物の滑る木道には要注意だ。
森を抜けたところの青ザクから花園三角点までは花だらけのルートが続いていた。そこから急降下した所の白高地沢は休憩にちょうど良い。大勢の登山者がくつろいでいた。
瀬戸川からの上り返しが今日の行程最大の難関。登りきると兵馬の平、野鳥の森。昼過ぎのせいか、野鳥の森には野鳥の姿がほとんどなかった。
蓮華温泉の露天風呂に浸かって帰って来た。(終り)