ニュウナイスズメ
 (上)雄 8月 (下)たぶん幼鳥 7月

新潟でみられる野鳥

ニュウナイ
スズメ

passer rutilans

入内雀

(ハタオリドリ科)



 大きさはスズメと同じかやや小さめ。スズメと雰囲気が似ている。
 特に雄がよく似ているが、頬(ホオ)の黒斑がなく、頭部や背面の茶色がスズメより鮮やかなので、スズメの群れに混じっていても比較的見分けはつく。冬期には淡い眉斑が表れる。
 雌はあきらかにオスより地味で、やや緑がかった灰褐色。それと太い眉斑が目立つ。
 幼鳥は雌に似ている。
※ 眉斑 - 目の上の白っぽい横線で、眉のように見える。

ニュウナイスズメ雄冬
 雄 若鳥 10月 (↑クリック拡大)
 頻繁に見かける鳥ではないが、県内では低山や平野部で積雪期を除いて年中見ることができる。数羽から数十羽の群れでいることが多く、スズメの群れに混じっていることもある。春と秋の移動期には数百羽の群れを見ることがある。
 スズメが桜の花をついばむ行動は知られているが、このニュウナイスズメでも同じ行動を見かけたことがある。


ニュウナイスズメ群れ
ニュウナイスズメの群れ 10月 



スズメ
 猛禽が現れるとトゲトゲの枝の間に潜り込む

スズメ食痕
それでも時々犠牲になる。おそらくチョウゲンボウかハイタカの仕業。 車の上で食うな。
新潟でみられる野鳥

スズメ
Passer montanus



(ハタオリドリ科)



 茶色系まだら模様の小鳥で、頬(ホオ)の黒斑が特徴。
 カラスやツバメなどと共に日本人には最もなじみのある野鳥ではないかと思う。天気の良い朝は「チュンチュン」鳴いて知らせてくれる、そんなイメージがある。実際には雨の日の朝も鳴いてたりするけど。

 平野部や山間地で年中見られるが、人の居住区から離れた場所ではほとんど見られない。巣もほとんどが人工物にかけられる(スズメの営巣記録)。
 繁殖期以外は群れで行動し、秋から冬にかけては大集団でねぐらを形成することもある(俗に言うスズメのお宿)。
 雑食性で、草の種子や虫などの他に人間が与えたパンやお菓子なども食べる。秋には稲の食害が問題になることもあるが、スズメにしてみれば米も草の種子の一種でしかない。
 人間に最も密着して生活している鳥の一種でありながら人間に対して警戒心が強いのは、長年にわたり害鳥として迫害を受けてきたからだろうか。
 

スズメ2
 幼鳥 7月
 積雪さえなければ3月中にも巣作りを始めるが、繁殖期にばらつきがあるのか、それとも何回も繁殖を繰り返すのか9月になってもまだエサを運んでいる成鳥の姿を見たことがある。
 巣は条件が良ければ同じ場所を何年も使い続けることがある(同一個体かどうかは不明)
 身近に多く見かける鳥なので、かなり子だくさんのイメージがあるが、一度に巣立つヒナの数はそれほど多くない。うちの近所ではだいたい2羽程度(産卵数はもう少し多い)。食料事情によって1羽〜3羽が普通のようだ。
 幼鳥は全体的に色が淡く、頬(ホオ)の黒斑もはっきりしない。クチバシもあまり黒くない。

スズメ寒中水浴び
 冷たくても平気。
 他の小鳥と同じように水浴びをするが砂浴びもよくする。乾いた砂地やふかふかの地面でぼこぼこやっている姿をよく見かける。さすがに水浴びの後すぐに砂浴びはしないと思うが・・
 メジロやヒヨドリとともにスズメもけっこう桜の花を訪れている。ただしメジロやヒヨドリが花の蜜を吸うだけなのに対し、スズメは花をちぎっては投げちぎっては投げしている。子房の部分を噛み潰して汁を舐めているようだ。風もないのに桜の花がぱらぱら降っていたら、スズメの群れがそこにいるはずである。
スズメが捨てた桜の花 桜の花をくわえたスズメ



 煙突に写る自分の姿が気になるのか、来る日も来る日もコツコツと突いていたスズメ。ケンカしている様子ではなかった。

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