ヒバリ
 草にとまってさえずることもある

新潟でみられる野鳥

ヒバリ
Alauda arvensis

雲 雀

(ヒバリ科)



 スズメより少し大きめの鳥で、枯れ草によく馴染む色彩をしている。

 積雪期にはほとんど姿を見かけなくなるが、3月中旬頃になると現れて、天気の良い日には早口でさえずりながら空へ空へと上ってゆく。まるで周囲に春を告げているかのよう。
 まれに地上や低木に止まってさえずっていることもあり、ミソサザイか?と思うこともある。また晩秋の穏やかな日にも春先のようなさえずり行動を見ることがある。
 一般に畑作地や田園地帯でよく見られる鳥だが、標高の少し高い草原にもいることがあってビンズイと少し紛らわしかったりする。
 巣は草地の地上に作る。


揚げヒバリ
揚ひばり

 なぜか頭の羽をよく逆立てている。立てたところで見た目がそれほど変わるわけでもない。風を入れて頭を冷やしているのだろうか?。
 尾羽の両脇の羽が白く、飛び去るときにそれが確認できることがあるが、ホオジロ科にもそのような鳥が多いのであまり判断材料にはならない。




Field note 目次へ