夏鳥で、県内に渡って来るのは5月末か6月の初め頃。湖沼周辺のアシ原に巣を作り、子育てをする。必然的にオオヨシキリの叫び声(さえずり)が子守唄となるが、うるさくないのかと思う。
大きさはハトくらいで、日本で見られるサギの中では最も小さい。 全体的に黄土色だが、翼を広げると黒っぽい初列雨覆や風切がよく目立つ。 雄は頭頂が黒っぽく、喉(のど)に縦線が一本ある。 雌は後頭部がわずかに黒っぽい程度で、喉には縦線が五本くらいあるように見える。 主食は魚で、他に昆虫やカエルなどの小動物も捕食するらしい。体重が軽いので水辺のアシやハスにとまった状態で獲物を狙うことができる。 鳴声は「オー、オー、オー、・・」と繰り返す。まるで変な人が呼びかけているよう。夜に鳴くこともあるという。なんだか怖い。 |