トビ幼鳥
 幼鳥(左)と成鳥(右)

新潟でみられる野鳥

ト ビ
Milvus migrans



(タカ科)

 海岸部から山地まで年中どこでもよく見かける大形のタカで、トンビという呼び方が一般化している。
トビの巣 トビ飛翔
 特徴は飛翔時に尾羽が三味線のバチのような薄い三角形に見えること。日本にはこのような尾羽のワシタカは他にいない。それと両翼の下面には大きな白班がある(逆光では見えにくいけど)
 体格は雄より雌のほうが一回り大きい。これはトビに限ったことではなくワシタカ類やハヤブサ科の鳥のほとんどにこの傾向がある。

 鳴声は「ピーヒョロロロロー
 大空に悠々と輪を描く姿は一見強そうだが、他の鳥やノウサギ、ネズミなどを襲うようなことはなく、ヘビやカエルなどの動きののろい小動物や屍肉、または人間が出す生ゴミなどを食べて生活している。
 それに、よくカラスに絡まれて困っている。

 鳶(とび)色は、このトビの羽色を思わせる茶色をさすという。

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