大きさや体形はツグミとよく似ているが色彩は地味で、「白腹」などと強調していうほどお腹は白くない。
　雌雄ほぼ同色だが雄のほうが頭部や顔が黒っぽい。そのせいかアイリングが目立つ傾向がある。

　ツグミとほぼ同時期に越冬のため渡ってくる。丘陵や平地の林で過ごし、庭先にも現れることがあるが普段は開けた場所に出ることはあまりない。

　渡りの時以外は単独で行動し、地上でエサを採っている。クチバシで落葉など豪快にひっくり返す様は、なんだかヤケクソで散らかしているようで見ていると笑えてくる。

　危険を感じると
「キキョキョキョキョキョキョ・・」
　または
「ジュジュジュジュジュジジジ・・」
といった叫び声をあけながら逃げて行く。そんなに大騒ぎしなくてもいいのに。(鳴かない奴もいるけど)
　飛び去るときに尾羽の先の両端に白斑が見える場合が多い。