シメ雌? 1月
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新潟でみられる野鳥
シメ
Coccothraustes coccothraustes
(アトリ科)
スズメよりやや大きめの鳥で、同じアトリ科のイカルと体型が似てずんぐりしている。
尾羽は短く、先端は白っぽい。
イカルのような黒覆面はしてないが、顔に隈取りがあるため表情が少し恐い。嘴の下の黒い部分がアゴ髭のように目立つ。
次列風切と初列風切の先端には紺色の光沢があり、うち数枚の先端は角張った独特な形をしている。
雌雄ほぼ同色だが、雌のほうがやや色が淡く、顔の隈取りも雄のほうが黒くハッキリしている。
ごついクチバシは雌雄ともに繁殖期の春先から夏にかけて灰色に変る。
県内では冬鳥で、秋から春に山間地や平野部の木のまばらにある林や公園などで、単独か数羽の群れ過ごしている。
北へ渡る春先には丘陵や平野部の林で数十羽程度の群れを見ることがある。
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