大鷺というだけあって大きい。首も無意味と思えるくらい長い。
クチバシは繁殖期の春から初夏にかけて黒くなるが、それ以外では黄色。繁殖期には胸や背中に白い飾り羽が生える。
県内では亜種チュウダイサギと亜種オオダイサギ(亜種ダイサギともよばれる)という2亜種が見られる。当然オオダイサギのほうが大きい。極端に大きくはないがその差は明らかで、アオサギと同程度。
亜種チュウダイサギか 5月 (↑ クリックで拡大)
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・亜種チュウダイサギは県内で繁殖しているダイサギで冬には南の地域へ移動する。県内では夏鳥的な存在だが、近年それらしきサギを真冬に何度か見かけたことがある。地球温暖化の影響によるものだろうか。
アオサギより小さい。脚全体が黒っぽく、同時季に見られるチュウサギとの識別が難しい。腿(もも)
※の露出した部分が白っぽいものもいるが詳しいことは不明。
・亜種オオダイサギは越冬のため北方より渡って来るサギで、県内においては冬鳥的な存在。亜種チュウダイサギと入れ替わりに現れる感じになる。
腿(もも)
※が汚れた薄黄色で、冬から春先にはそれが踵(かかと)から下の部分にまで及ぶ。夏の状態は不明。
※ 腿(もも)という表現をしているが実は脛(すね)で、その下の折れ曲がる部分は人間でいうと踵(かかと)にあたる。本当の腿(もも)や膝(ひざ)は羽に隠れて見えていない。つまり鳥は常に爪先立ちのウンコ座り態勢で過ごしているということ。