新潟でみられる野鳥
ノスリ
Buteo buteo
(タカ科)
秋から春先にかけて平野部の農耕地でよく見ることができる。県内ではいちおう留鳥のようだが、夏はほとんどが山地や北へ移動するらしく平野部では見かけなくなる。
トビよりやや小さい褐色まだらのタカで、個体によって羽色の濃淡の度合いに差が見られる。
尾羽はやや短めで、体つきはふっくらした感じ。目が黒いせいもあって猛禽類なのにとても優しそうな表情をしている。間近に遭遇したときなど思わずあいさつしそうになる。
ただ幼鳥や若鳥は虹彩が黄色く、羽色も成長より白っぽい傾向があるようだ。ケアシノスリと紛らわしい。
天気の良い日には、短い尾羽をめいっぱい広げ上空でトビのように輪を描いていることがよくある。羽ばたきはパタパタした感じで、トビのようなしなやかさがない。時々ホバリングして地上の獲物を探す。飛翔時には胸の横帯と翼下面の黒斑が目立つ。
幼鳥 ?
だけどノスリは飛んでいる姿よりも電柱や道路標識などに止まって瞑想にふけっている姿を見かけることの方が多い。
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