新潟でみられる野鳥 ムクドリ Stumus cineraceus 椋鳥 (ムクドリ科)
スズメより大きくてやや太めの体型だがクチバシが細いこともあって流線型のイメージがある。飛び去る時に尾羽先端の白い縁取りと白い腰がよく目立つ。
雌雄ほぼ同色だが、雌のほうがやや淡い。若鳥は雌よりさらに色が淡く、褐色っぽい。
繁殖期以外は数羽から数十羽の群れで行動し、夜はさらに大きな群れで眠る習性がある。特に秋には何千何万という大群になることがあり、鳴声が「ギーギー」「ギュルギュル」と騒々しいうえに、糞害で迷惑がられている。 そんなわけであまり人に好かれる鳥ではないが、雄の黒っぽい体にクチバシと脚が鮮やかな黄色であるため意外に綺麗な鳥に見えるときがある。(写真を見て九官鳥と間違える人もいたりする) | ||
名前のようにムクドリよりやや小さめの鳥で、黒豆のようなパッチリとした目、それと雄は茶色の頬(ホオ)がよく目立つ。
雄の背面は黒っぽく、光線の加減で紫や緑の光沢が見られる。 雌の頬には茶色が無く、背面の色も淡くて光沢がない。アイリングがやや目立つが、模様にこれといった特徴がないのが特徴。 雌雄ともに飛ぶと翼に白班が現れる。 夏鳥で、4月下旬頃から姿を見かけるようになる。平野部や低山、山地の林で繁殖しているらしい。 特別珍しい鳥ではないがムクドリと比べると数は圧倒的に少ない。 夏から秋にかけて平野部で幼鳥を交えた集団を見かけることが多い。 |