モズ
(左)雌、(右)雄 ともに冬 

新潟でみられる
 野鳥


モ ズ
Lanius bucephalus

百舌、鵙

(モズ科)


 スズメよりひとまわりほど大きく、太めの体型と細長い尾が特徴。雌雄ともに夏になると茶色が薄くなる。
 雌雄の違いは目の周りの黒、翼の白斑、それと雌の胸から腹にかけての細かいシマシマ。この不規則な縞模様は雄にも微かに見られるが、雌のほうに顕著に見られる。

モズ幼鳥
 幼鳥 9月
 年中見かける鳥だが、夏になると平野部では少なくなる。低山や山地へ移動するものがかなりいるらしい。
 夏の終わり頃になると、木やアンテナなどのてっぺんで「 チュン、チュン、チュン、キィー、キィー、キィキィキィ、キ、キ、キ、キ・・ 」と、けたたましい声でなわばり宣言の「高鳴き」を始める。繁殖期以外は単独で行動しているようだ。

ロープにとまるモズ。スズメを掴んでいる。
 スズメを捕えたモズ♀
 猛禽類のようなクチバシをしていることからも想像できるように性格はけっこう荒い。おもに昆虫やカエル、ミミズなどを食べているが、ときに小鳥やネズミなどを襲うこともあるようだ。
 以前、庭のカラタチの木に巣を掛けたことがあったが、人が近付くたびに大声で威嚇してきてきた。

はやにえ カエル
 はやにえ 9月 (クリックで拡大)
 モズの特徴的な行動に「はやにえ」がある。カエルや昆虫などを木の枝やトゲなどに刺しておいて干物をつくる、この行動の理由については諸説あるが、まだ解明はされていないようだ。たぶんモズ自身もわからずにやっているのではないかと思う。
 春先や秋の穏やか日には他のいろいろな小鳥(ヒバリとかオオヨシキリとかウグイスとか・・)のさえずりを真似たような鳴き方をしていることがある。変わった鳴声に珍鳥かとキョロキョロ探すとモズなのでガッカリする。
 また電線やアンテナなどに止まって尾羽をグルングルンと回すような動作をよく目にするが、これはただのクセらしい。

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