メジロ
新潟でみられる野鳥

メジロ
Zosterops japonica

目 白

(メジロ科)



 野鳥に興味がない人達にも名前だけは良く知られている。全体的に黄緑色の小さな鳥で、目の周りの白いリングが特徴。小さな目を無理に大きく見せている印象がある。

サクラの花の蜜を吸うメジロ  おもに低山の林に棲み、繁殖期以外は数羽から数十羽の群れで行動している。秋に100羽以上の群れに遭遇したことがある。カラ類などと行動を共にしていることも多い。
 冬期に平野部で少数の群れを見ることもあるが、多くは無雪地へ移動すると思われる。
 春にはツバキやウメや桜などの花の蜜を吸いに、集団で公園や庭を訪れる。
※ カラ類 - シジュウカラ科の鳥の総称。

 さえずりは複雑で長い。繁殖期以外にも短いさえずりのような鳴き方をすることがある。

メジロの古巣
 巣は枯草などを使い、お椀型に作られる。樹木の比較的細い枝にクモの巣で固定されているのが特徴。
 また巣の外側にはコケが用いられる。これは木の葉の緑に紛れて目立たなくするためといわれている。たしかにコケは長期間緑色を保つため迷彩用の素材としては最適だ。 




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