新潟でみられる野鳥
マガモ Anas platyrhynchos 真 鴨 (カモ科)
大形のカモで、アヒルのご先祖様であるらしい。雄の色彩からアオクビとも呼ばれている。雌の羽色は淡水カモにありがちな地味な茶色系。
越冬のため大量に渡ってきて湖沼や河川や海上などあらゆる水辺で羽を休めている。県内で越冬するカモの中ではたぶん一番数が多い。 だがそのわりにあまり人に慣れないのは完全夜行性主義者だからか(もっともカモ類の多くは夜行性)。餌付けがされている湖沼でも、オガナガガモやヒドリガモ、ホシハジロなどのはしゃぐ姿を尻目にほとんどが離れた場所で眠っているかボンヤリしている。そのため意外にシャキッとした姿が撮りにくい。雄の白い首輪は、頭を上げている時でないとよく見えない。
県内での繁殖状況は不明だが、ごく一部は夏も中部以北の標高の高い地域に残って繁殖している。
マガモは雑種を見ることが比較的多いように思う。xカルガモやxオナガガモなど。なんでもありなのか?
また公園の池や市街地の川などで放飼いになっているアイガモとの交雑個体もいるといわれている。マガモと野良アイガモとの識別は難しい。
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