県内で見られるカッコウ科の鳥 は4種類でいずれも夏鳥。4月末から5月にかけて渡って来る。
自分では巣を作らず、他の鳥の巣に卵を生みつけて育ててもらう不精な鳥ばかりで、ほとんどの場合自分より小さな鳥に託卵するため、託卵された親鳥は最終的に自分より巨大なヒナにエサを与え続けるという苦しい生活を強いられることになる。 カッコウ、ツツドリ、ホトトギスは遠目には姿かたちで見分けが難しいが、それぞれの個性的な鳴き声により識別は容易。初夏の頃に山に入れば普通に声を聞くことができる。姿はあまり見えないけど。 飛ぶ姿は小型のタカやハヤブサに似ている。いずれの鳥も雌雄同色だが、ツツドリ、ホトトギスの雌には羽色が赤茶色のタイプも少数見られる。 |