スズメよりやや大きめで太めな感じの鳥。黒茶灰色で比較的ハッキリした色使いのわりにはデザインのセンスがあまりよくない(余計なお世話だ)。
　クチバシの基部は成鳥でも黄色い。幼鳥のクチバシは赤っぽいという。

　森林限界以上の高い山に棲み、地上や残雪の上を自由気ままに歩き回ってエサをとっている。人に対してあまり警戒心がなく、山頂や山小屋周辺などで休憩しているとすぐ近くまで寄ってくることもある。
　積雪期の行動は不明。

　イワヒバリを小さくしたような体型で、地味な色彩をしている。

　ふだんはイワヒバリと同じような高山帯や、低木の茂る高い山に住む。
　人間に対してそれほど警戒心の強い鳥ではないが、イワヒバリのように大っぴらに人前に出てくることはあまりなく、低木林に潜んでいることが多い。
　ただ繁殖期には木のてっぺんや岩の上などの目立つ場所でさえずる姿をよく見る。さえずりは、ミソサザイのさえずりを短くした感じ。
　冬は山のふもとまで下りてくる。