イカル
新潟でみられる野鳥

イカル
Eophona personata

鵤、斑鳩

(アトリ科)



 大きさはムクドリ程度で体型は太め。黒い覆面とごつくて黄色いクチバシが特徴の鳥。挟まれると痛そうだ。

 低山や山間地、山ぎわの林に棲み、繁殖期以外は数羽から2、30羽くらいの群れで行動している。
 県内で見かけるのはおもに春から秋にかけて。冬期はほとんどが雪のない地域へ移動するようだ。


 鳴き声は「キョィキー」、「ヒーホーヒー」、「ホィホィ」などいろいろあり、あの太いクチバシからは想像できない比較的柔らかい声で鳴く。もっとも、クチバシで声を出すわけではないが・・・
 また下手なサンコウチョウよりもサンコウチョウらしい鳴き方をすることもある。低山を歩いていてイカルが鳴いてると思いつつ後ろを振り返ったら下手なサンコウチョウだったことがある。イカルのことを方言でサンコウチョウと呼ぶ地域もあるらしい。

鳥の一覧へ 


Field note 目次へ