新潟でみられる野鳥
トラフズク Asio otus 虎斑木菟 (フクロウ科)
ハトより一回り大きなフクロウで、額には鎧兜の鍬形のような飾り羽が生えている(飾りではなく何かのセンサーかも)。
フクロウ科の鳥に共通して顔は扁平で大きい。目は橙色。 体と頭が一体で首がないように見えるが、頭は驚くほどよく回る。いったいどういう構造になっているのか? 全身に複雑な模様があり、雄雌や個体によって差異が見られる。顔のデザインにも違いが見られるが、クチバシを中心に大きな白っぽいV字が見られるものが多い。 本州中部以北で繁殖し、冬は雪の少ない地域に移動するという。県内では留鳥。平野部や山間地に棲息している。繁殖期以外は数羽でまとまって決まった樹上をねぐらにすることが多いようだ。 夜行性の鳥なので昼間はほとんど眠っているか、ぼんやりと過ごし、たまに羽繕いなどしている。 |