新潟でみられる野鳥 

ヒドリガモ 緋鳥鴨  (カモ科)
Anas penelope
ヒドリガモ雌雄
(左) 雌 (右) 雄  瓢湖 

 冬鳥で、おもに湖沼などの淡水域で過ごしている。
 県内での越冬数はそれほど多くないが、給餌が行われている湖沼では、居れば必ずエサに集まっているので見つけやすい。

ヒドリガモエクリプス
 繁殖羽へ移行中の雄 10月
 雌に比べ茶色が濃い
 雄の目頭から頭頂にかけてのクリーム色が個性的。擦りむけたようにも見える。
ピューィ 、ピューィ 」とよく鳴く。
 雌雄ともにクチバシは小さめで先端だけ黒い。

 雄には緑色のアイシャドゥのあるものをよくみかける。アメリカヒドリとの混血だろうか。明らかにアメリカヒドリとの混血と思われる個体も時々見うけられる。


アメリカヒドリ
  雄 瓢湖
新潟でみられる野鳥

アメリカヒドリ
Anas americana

アメリカ緋鳥

(カモ科)



 やや稀なカモで、ヒドリガモの群れの中に単独で見られることが多い。

混血
 ヒドリガモとの交雑体 雄 瓢湖
 大きさはヒドリガモとほぼ同じで、雰囲気もよく似ているためヒドリガモの群れの中から探し出すには苦労する。
 雌もヒドリガモの雌とよく似ているが、頭部は茶色みが弱いという。(まだみたことがない)
 雄で頭部に茶色が混じったものや脇腹や肩羽が灰色のもよく見かけるが、それはヒドリガモとの混血らしい。国内では純粋なアメリカヒドリより多く見られるのではないかと思う。



Field note 目次へ