小形のアジサシで、体形はツバメと似ているがツバメより大きい。白くて、翼も大きく長い。ツバメが堅苦しい燕尾服姿なのに対し、こちらは夏のカジュアルウエアで涼しげだ。
夏羽ではクチバシは黄色だが、冬はクチバシが黒くなり、額の白色部分も広くなる。
幼鳥 愛知県田原市 撮影時期不明
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夏鳥で、県内では5月頃から港や河口や平野部の湖沼などで見かけるようになるが、あまり多くは見られない。
主食は魚。水上数メートルを飛行して、水面近くに獲物を見つけると急降下してクチバシで捕える。
海岸や河口の砂礫地で営巣するが、近年では護岸工事や埋立てが進み、営巣適地の減少が懸念されている。